北九州港ニュース30号 トップ・インタビュー~㈱アウルズ

北九州港ニュース30号 トップ・インタビュー~㈱アウルズ

北九州港ニュース30号 トップ・インタビュー~㈱アウルズ

2020.08 北九州港NEWS30号のトップ・インタビューに㈱アウルズ 代表 取締役社長 木下彰子が応えました。

2020.08 北九州港NEWS30号

継続と情熱は力なり

以下インタビュー内容

■ 北九州市の今後の発展に必要なものは
私が子どもの頃と比べると、北九州市の街はほんとにきれいになりましたね。そして、道路が素晴らしい。どこまで行っても道が良いし、都市高速からも街に行きやすいですよね。
北九州市には素晴らしい人もいっぱいいるし、いいものもいっぱいある。けれど昔から控えめすぎて PR が下手。「北九州市にはこれがある。ここすごいでしょ!」っていうのを、プラス思考でもっとどんどん前に出したら、みんなの気持ちが高まると思うのです。だから、もっと図々しくPR したらいいと思います。
若者が集まるには、魅力的な大学の数が増えるといいだろうし、やっぱり、人が集まってくる街になるといいですよね。まだまだ成長できるところはいっぱいあります。人間と同じで、止まることはないのだから。
■ アウルズについて
平成元年に設立し、今 32 年目です。翻訳・通訳・教育・コンサルの 4 部門で始めた会社は、現在、
従業員が約 240 人。うち、約 200 人は外国人です。主に学校での英語教育のほか、英語のキャンプや国際会議等の事業を行っています。
私は若い頃からフリーランスで英語を教育したり、翻訳や通訳の仕事をしていましたが、当時の北九州市にはそういった語学教育や事業を行う法人がありませんでした。北九州市の国際会議で通訳をしていた時に「国際都市にはそのような企業が必要」と勧められ、何も考えずに「じゃあ、会社にしようか。」と。だから、会社をつくるということすら知らなくて、アメリカ人の夫と、「株式会社、有限会社、合資会社、いろいろあるけど、株式会社かっこいいよね。」で、株式会社に。ほんとに何も知らずに会社をつくったので、創業当初は困ったことだらけでした。起業家育成塾というようなものは全くない時代でしたから、自分で勉強するしかない。挨拶まわりに行くと、「男だったら応援するけどね。」と面と向かって言われたこともありました。でも、いい先輩方がたくさんおられて、相談にのってくださって。私は北九州青年会
議所(JC)に約 11 年間、300 人の男性の中に女性 1 人でいたのですが、その中で応援してくださる方や、取締役や株主になってくださった方もいらっしゃいました。だから、基礎はJCでしたね。今もJCのつながりを強く感じます。
「人間 死ぬまで発展途上人」これは私の好きな言葉です。どれだけ工夫ができるか、よそがやれないことをどれだけやれるか、ということに誇りを持ちながら、全員がクリエイティブに仕事をしている会社です。

■ 英語との出会い
小学校 6 年生の 8 月 6 日から習い始めました。近所にキリスト教団の教会があって、そこの牧師さんが子どもたちに英語を教えていたのです。それまで私は、ピアノ・そろばん・習字…といろいろな習い事をしていましたが、叔母が「もう時代は変わるよ。そろばんじゃなくて電子計算機の時代だし、英語の時代だよ。」と言って、その牧師さんのところに連れて行ってくれたのです。彼は教え方が上手かったし、ほんとに英語がわかって教えていらっしゃったから、楽しくて。この先生との相性ですね。すぐに英語を大好きになりました。
だから、私が子どもに英語を教える時には、楽しさを教えます。英語の使い方の例外とか、私がアメリカに住んでいたこととか、そういう話を子どもたちに教えると、子どもたちの英語力はぐんぐんついてきます。
昨年、英語のプリスクールを始めました。アウルズでは、子どもたちの英語教育というのは、言葉を教えるのではなく人間教育を英語でする、ということだと信じています。日本の事がわからないとグローバル人にはなれません。ですから、日本語教育だけでなく日本のこともしっかり学びます。 でも、日常生活は全部英語。けんかの仲裁をする時には、じっと座って、両手を握って、目を見て、何か起こったのかを英語で尋ねます。きちんと謝るということは大切なこと。“Thank you”や“I’m sorry”が言えることは、国際人の基本です。このように、幼児英語教育においては、英語を教えるのではなく、英語を使って人間教育をすることを重視しています。

■ プライベート
私は飛行機に乗ることが大好きです。これまで 90 ヵ国くらい行きましたが、サンフランシスコでの生活が長かったので、やっぱりアメリカが好きです。他に、いつ 行ってもここは住めるなと思うのはドイツです。
最近は、ボランティアで走り回っていることが多いですね。1919 年以来ジェンダー平等を達成する活動を展開する「国際ゾンタ」のメンバーです。2018 年からの2 年間は日本のガバナーとして活動しました。2020 年からの 2 年間は国際理事として問題解決に取り組みます。世界中の素晴らしい仲間とともに、今後も目標達成に向け活動し続けることが生きがいです。